毎年季節になるとニュースでも大きく取り上げられるノロウイルスですが、主な症状としては下痢や吐き気、発熱などが挙げられますがその中でも血便が出る場合もあるということです。
ちょっと気になりましたので、今回はノロウイルスの症状とその対策について詳しく調べてみました。これからの季節流行する可能性が高いので是非参考にしていただければと思います。
記事内目次
ノロウイルスの症状について
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ノロウイルスはまず感染すると24~28時間の潜伏期間を経てから発症します。発症する主な症状としては、嘔吐・腹痛・下痢などが挙げられ、それと同時に37~38度の発熱があります。
成人男性と乳幼児やお年寄りでは発症する症状や酷さも違いますので注意が必要です。成人男性の場合は嘔吐が出ない場合もあるようです。
ノロウイルスで血便が出るの?
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血便というのはノロウイルスの症状の中には含まれていません。ですが実際にノロウイルスに感染してから血便が出たという方が多いようなのですが、原因としては排便する回数にあります。
ノロウイルスは激しい嘔吐や下痢を繰り返しますが、あまりにも下痢をしすぎると肛門が傷つきますのでお尻が切れることがあります。トイレットペーパーで何度も何度も拭いたりすると出血することがあります。
なのでノロウイルスによって血便が出るというよりも、ひどい下痢によってお尻が傷ついて血が出てしまうというのが正しいです。
ノロウイルスは突然発症する
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ノロウイルスには潜伏期間が1日ほどありますが、最初に微熱が出ることが多いです。しかしほとんどの方は突然辛い症状が起こり、下痢やお腹の痛みなどを発症します。
症状が発症してから1~2日は非常に辛いので、ここで脱水症状を同時に発症しないように気をつける必要があります。特にお年寄りや乳幼児に関しては、ノロウイルスによる症状がひどい場合が多いので注意が必要です。
脱水症状にならないためには?
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ノロウイルスでの嘔吐や下痢は辛いですが、一番怖いのは脱水症状になってしまうことです。いかに脱水にならずに乗り切るかというのが大切になります。なのでまずは嘔吐や下痢のピーク時に脱水にならないために経口補水液を飲ませていきましょう。
これは失った体液をその分経口補水液で補うことができるので、症状がひどい時にも少しずつ飲むことが大切です。子供でどうしても飲まない場合にはゼリー状の経口補水液も売っていますので、そちらを活用すると良いでしょう。
ノロウイルスはアルコール消毒耐性がある
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ノロウイルスは人から人への感染が多いとされていますので、学校や職場では手洗いうがい、そしてアルコール消毒を徹底されていると思います。
ですがこのノロウイルスはアルコールや高温に対する耐性があり、簡単には除菌することができません。
なので非常に怖い菌ですが、ノロウイルスに適切に対処するには『次亜塩素酸水』などを使って除菌するのが効果的とされています。これを使うことでノロウイルスを除菌することができますのでおすすめです。
少量の菌で感染する
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ノロウイルスは少ない数でも感染することができる非常に怖い菌になります。100個以下の菌だったとしても、潜伏期間を過ぎて症状が現れる頃には便の中に10億個という量まで増殖することができる強い菌です。
なのでちょっとした場所でも感染してしまうことがありますので、手洗いうがいは徹底する必要があります。ですがノロウイルスは体外では増殖することはできないので、潜伏期間を経過しても下痢や嘔吐の症状が出なけらば感染の心配はないでしょう。
ノロウイルスのときの食事について
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ノロウイルスの症状がひどいのは最初の1~2日とされています。それ以降も体に菌は潜伏しているのですが、それでも症状はほとんど治っているので食事も食べられるようになります。
その時には胃腸は弱ってしまっているので、最初は消化に良いものを食べるようにしましょう。おすすめとしてはバナナ・りんごなどの果物をすりつぶしたものや、緑黄色野菜を柔らかくなるまで煮込んだスープなどが良いでしょう。
ゆっくりと時間をかけて食べることが大事なので、焦って胃腸に負担をかけないようにしましょう。
いつから仕事や学校に復帰すべきか?
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感染力の高いノロウイルスですが、実はこの感染症の胃腸炎というのは特に出席停止は定められていません。ですが症状がひどく感染して間もない頃は会社は必ず休みましょう。
そしてまずは自分の体調回復に専念することが大切です。そして数日経って下痢や嘔吐の症状が治まり、食事もまともに摂れるようになってから会社や学校へと復帰するのが良いです。
それでもまだ体に菌は残っていますので、手洗いやうがい、消毒などは徹底して行い周りに感染させないようにすることが大切です。
完全に菌がなくなるまで数週間かかる
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症状が治まるまでは数日間になりますが、そのあと体は元気であってもノロウイルスの菌は数週間体内にとどまっています。
なので自分が排便をする際にもその中にノロウイルスの菌は含まれていますので、便座の除菌や手洗いうがいはしばらく徹底する必要があります。
この期間に対策をしなくなり、他の方に移るケースが多いので注意が必要になります。
まとめ
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ノロウイルスは辛い病気として有名ですが、基本的な症状は嘔吐や下痢になります。この2つの辛い症状が出ることで脱水症状や血便などの症状も誘発してしまうことがあります。
最初の2日くらいは非常に辛いのですが、そのあとは症状が治まってきます。ノロウイルスにかからないことが一番ですが、もし感染してしまった場合は水分補給は徹底して、トイレの回数も多いので肛門を拭く際もあまり傷つけないように拭くことが大切です。
徐々に感染する人が増えてきますが、毎日の予防を心がけて生活していきましょう。
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