乳幼児に多く発症するロタウイルスについて今回詳しくお伝えしていきたいと思います。予防接種による副作用やロタウイルスのかかりやすい時期などを調べてみましたので、これから予防接種を考えている方はぜひ参考にしていただければと思います。
5歳までにはほとんどの子供は感染する病気なので、なるべく早めの対策をおすすめします。
記事内目次
ロタウイルスとは?
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まずロタウイルスというのは急性胃腸炎を引き起こす感染症になります。主に乳幼児をはじめとした子供がかかることの多い病気です。ウイルス性の胃腸炎の中でも下痢や嘔吐が非常に激しいことが多いため、毎年多くの赤ちゃんや子供が入院することになっている病気です。
5歳までにはほとんどの子供がかかるとされていますので、多くの病院が予防接種を勧めているようです。
ロタウイルスの予防接種は任意になっている
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重症化すると入院が必要なくらい辛い感染症ですが、実はこのロタウイルスの予防接種は任意となっています。なので別に受けなくても問題ないとされているため、お母さんによっては受けさせない方もいるようです。
小さいときに感染するほど重度の病気となりますが、予防接種の費用が1万円程度かかる高価な予防接種なので、なかなか踏み切れない方もいるようです。
ロタウイルスの予防接種は2種類ある
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実はロタウイルスの予防接種は2種類あり、接種回数がそれぞれ異なります。まず1つ目がロタリックスと呼ばれるワクチンで、これは2回の接種が必要になります。そしてもう一つがロタテックと呼ばれるもので、これは3回の接種回数が必要になります。
回数が違う理由としては予防接種の中のウイルスが違うことが理由になります。どちらも最終的には同じ効果になります。
予防接種はどちらを受けるべきか?
これに関してはどちらでも問題ないです。接種回数の違いもありますが、これらの接種する期間も異なります。2回のロタリックスは生後20週までに行い、24週で接種を完了しなければなりません。
なので期間が短くスケジュール調整ができればこちらのロタリックスを受けるべきでしょう。逆に日程を調整できない場合は、接種回数3回のロタテックが良いでしょう。こちらは生後24週までに行い、生後32週までに完了させる必要があるのでロタリックスよりも日程的には余裕があります。
ご家庭によって都合が異なりますので、自分ができる方の予防接種を受けると良いでしょう。
予防接種の副作用について
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この予防接種にはいくつかの副作用が報告されています。多くの副作用としては、下痢・嘔吐・咳・ぐずり・発熱の症状が多いとされています。特に下痢に関してはほとんどの赤ちゃんが症状を発症するようなので注意が必要です。
症状というよりも、赤ちゃんが不機嫌になったりずっと泣いてしまったりすることもあるようなので、予防接種から1週間は目を離さずにケアをしてあげる必要があります。
なぜ下痢になってしまうのか?
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副作用でなぜ下痢になることが多いのかというと、そもそもロタウイルスのワクチンというのは、弱い細菌やウイルスを直接体の中に入れていることになります。そうなるとどうしても体の中では細菌やウイルスによってロタウイルスに感染した症状が出てしまいます。
なので予防接種から数日は下痢になってしまうことは仕方のないことなのです。1週間後にはウイルスが便と一緒に体外に排出されますので下痢も治ると思います。なのでそこまで心配する必要はありません。
副作用で注意すべきこと
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ある程度の副作用が出るとしても、あまりにもひどい場合は注意が必要になります。というのも副作用として一番怖い『腸重積』になっている可能性があるからです。この腸重積というのは腸が腸の中に入り込んでしまうという病気になります。
この症状のまま放っておくと、腸が壊死することがありますので注意が必要です。赤ちゃんを観察してこの症状になっていないかを正しく見分ける必要があります。
予防接種の副作用で確認すること
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基本的に副作用で下痢になったり不機嫌になったりすることは、予防接種を受けた赤ちゃんならばほどんどそのような症状が出るので問題ないでしょう。
ですが何週間も経っているのにもかかわらず、まだ不機嫌になったり下痢が続いている場合は腸に何かしらの異変がある可能性があるので、必ず病院へと連れて行きましょう。それ以外にも血便や便秘などの症状が出た場合も注意が必要です。
見分ける目安は1週間以降にまだ副作用の症状が出ている場合は必ず病院へ行き医師に相談することが大切です。
生後6ヶ月の場合はそこまで副作用は出ない
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この期間に予防接種を受けた場合、ほとんど副作用が重症化することはないようです。稀にひどい下痢や嘔吐になる場合もありますが、確率としては数パーセントなのでほとんど出ないと言えるでしょう。
生後6ヶ月を過ぎてから予防接種をした場合は副作用が出る確率が高まるとされています。腸重積になることが多いのもこの6ヶ月以降の予防接種を受けた赤ちゃんになります。なので生まれてからすぐに予防接種を受けた場合はそこまで心配する必要はないということです。
予防接種を受けてもロタウイルスになることもある
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予防接種というのはあくまでも予防なので、確実に感染しないという保証はありません。なのでいずれロタウイルスに感染することもあります。
ですがこの予防接種を受けておくと、仮にロタウイルスに感染したとしても受けてない人に比べて症状が軽くなりますので、ひどい嘔吐や下痢に苦しむことはないようです。なのでできることならば予防接種を事前に受けておく方が良いでしょう。
ロタウイルスの症状は感染症の中でも特に辛いとされていますので、早いうちに対策を打っておくのが一番です。
まとめ
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ロタウイルスの予防接種は任意になりますので、ワクチンを打つかどうか迷う方も多いものになります。意見も様々ありますので、どうするかは親御さんで話し合って決めるのが良いでしょう。
夏や冬はロタウイルスに感染しやすい時期になりますので、私としてはなるべく予防接種を受けておくことをおすすめしています。乳幼児の子供にかかりやすく、5歳までにはほぼ100パーセント感染すると言われていますので、ぜひ病院で受けていただければと思います。
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