子供の鼻水が黄色くネバネバしたものになっていることがありますが、
この原因は一体なんなのか?今回は黄色い鼻水の正体について詳しく調べてみました。
記事内目次
鼻水が黄色くなる原因
画像引用元http://potentialbooksbook.com/2015/08/
普段鼻水というのは、透明でサラサラとした液体になっています。ですがその鼻水が黄色になってしまう理由というのは菌やウイルスにあります。鼻の中に菌やウイルスが侵入した場合に、鼻水が出て体の中へ入り込むのを防ぐ役割をしています。
ですがウイルスの侵入を許してしまい風邪を引いた場合は、今度はウイルスと鼻水(白血球)が戦います。その時に残骸として出たものが鼻水と混ざり黄色くなるのです。
風邪をひくと時に鼻水は黄色くなる
画像引用元http://www.skincare-univ.com/article/008945/
風邪をひいた時にはほとんどの場合鼻水が黄色くなります。風邪の時は鼻水がネバネバとしていますので、鼻をかんだときにネバネバの黄色い鼻水が出ることが多いです。ウイルスや菌と戦った残骸は、鼻水を黄色くして粘り気もつけていきます。
なので鼻詰まりの原因ともなりますので、風邪のときには鼻詰まりを起こしやすいのもこのためです。
風邪のときには鼻水が変化していく
画像引用元http://www.skincare-univ.com/daily/column/009467/
実は風邪の初期段階から治りかけまでの間で鼻水の状態は変わっていきます。最初は透明でサラサラの鼻水となっていますが、次第に粘り気が増していき、最後は黄色くネバネバな状態へとなっていきます。
風邪を引いた場合は鼻水が黄色くなると治りかけとされているのはこのためです。
風邪じゃないのに鼻水が黄色い場合は?
画像引用元http://venustap.jp/archives/1683858
ここで注意していただきたいのは、風邪をひいていないにも関わらず黄色いネバネバの鼻水が出てくる場合は違う病気が考えられます。
なので熱も咳もないのにいつも黄色い鼻水が出る場合は何かしら体に異変が起こっているということです。考えられる病気をまとめてみました。
蓄膿症
画像引用元http://laughy.jp/1466579447987161810
黄色いネバネバした鼻水がずっと続く場合は、この蓄膿症が考えられます。副鼻腔と呼ばれる場所に膿が蓄積されて黄色い鼻水が出るようになります。鼻水がどんどん出たり、息苦しい感じがした場合には蓄膿症である可能性がありますので、一度病院で検査をする必要があります。
なるべく早いうちに対策をすることで完治も早まりますので、風邪ではないのにこのような症状が出る場合は一度医師に相談してみましょう。
急性副鼻腔炎
画像引用元http://getnews.jp/archives/1277213
蓄膿症と同じ症状と考えられている病気になりますが、実は少し違います。蓄膿症は慢性的な鼻腔炎なのに対し、こちらは急性副鼻腔炎になります。特徴としてはすぐに症状が体に現れ、頭痛やおでこの腫れなどが挙げられます。
鼻から嫌な臭いがするようになることもありますので、これらの症状が出た場合は急性副鼻腔炎である可能性が高いです。
風邪から急性副鼻腔炎になることがある
画像引用元https://www.ishamachi.com/?p=8766
風邪をひいてしまい、鼻水が大量に出る症状が続くことで鼻にある副鼻腔に膿がたまり急性副鼻腔炎になることがあります。風邪→急性副鼻腔炎はよくある症状ということなので、もし風邪が治ったのにも関わらず黄色い鼻水が止まらない場合には、この症状を疑ったほうが良いでしょう。
風邪によって鼻の粘膜が腫れてしまうと膿が出やすくなりますので、粘膜を保護する食べ物や飲み物も効果的です。
黄色い鼻水が出た場合はどうすればいいの?
画像引用元https://gunosy.com/articles/R2ADg
黄色い鼻水が出る原因を今回ご紹介してきましたが、では実際にこの鼻水が出てしまった場合はどうすれば良いのか?
風邪を完治させる
画像引用元http://slism.net/lifehack/summer-cold.html
風邪によって黄色い鼻水が出ている場合は、まず風邪をしっかりと治すことが大切です。
風邪を完治させることで鼻水が止まりますので、まずは休養を取って辛い風邪を治すことが一番になります。もし風邪が治っても黄色い鼻水が出続ける場合は膿が溜まっている可能性が高いので注意が必要です。
膿を取り除く
画像引用元http://slism.net/love/date-deconditioning.html
風邪と併発して急性副鼻腔炎になってしまった場合は、とにかく鼻腔にある膿を取り除く必要があります。これを放置してしまうと何度も繰り返し再発してしまうことがありますので、早めに耳鼻科で膿を取り除いてもらいましょう。
耳鼻科では抗生剤や粘膜の炎症を治す薬を処方してくれますので、まずはそれを使って完治を目指すことが大切です。
蓄膿症や急性副鼻腔炎は重症化すると手術が必要
この2つの病気に関しては、治療期間に3~5ヶ月かかるとされています。
かなり長期的に治療していく必要のある病気ですので、これを初期段階で放置しておくと重症化していきます。最悪の場合は手術をしなければ治らないこともありますので、気がついたときに早めに医師に相談することが大切です。
粘膜を強くする食べ物を摂る
画像引用元http://any-stress.com/archives/16228
鼻のような粘膜は、風邪や急性副鼻腔炎になると炎症を起こします。
なので粘膜を保護するために食べ物も大切になります。食べ物で特にオススメなのが『ムチン』になります。目や鼻、喉などが常に潤いを保つことができているのはこのムチンの働きのおかげになります。
この成分の入っている食品を積極的に食べることで鼻の粘膜を強くしてくれます。
ムチンが多く含まれている食材
画像引用元http://amanoshokudo.jp/season/2188/
このムチンが豊富に含まれている食材はいくつかあります。
納豆・ヤマイモ・オクラ・ナメコ・レンコンなどの食品には豊富にムチンが含まれています。どれも普段の食事で摂ることができますし、もし苦手なものがあれば代用することも可能です。これらの食品を積極的に摂ることで、鼻の粘膜を守ることができます。
黄色いネバネバの鼻水が続く場合は病院へ
画像引用元http://magazine.campus-web.jp/archives/25799
風邪の治りかけでもこの黄色いネバネバの鼻水が出ますが、特に風邪をひいているわけでもないのに黄色い鼻水が出ることはほとんどありません。
自分や子供の鼻水が黄色になっている場合はすぐに病院へ行き検査をしてもらいましょう。
まとめ
画像引用元http://tsukimeguri.com/?p=2121
今回は黄色いネバネバの鼻水の原因と対処法について詳しくお伝えしてきました。実は重大な病気が隠されていることもありますので、異変を感じたらなるべく早めに医師に相談するのが大切です。鼻水だから問題ないだろうと考えてしまう気持ちもわかりますが、一番まずいのは放置をすることです。
蓄膿症や急性副鼻腔炎は早期発見が一番ですので、心当たりのある方は早めの対処をおすすめします。
オススメ記事
この記事へのコメントはありません。